費用も比べた方が良い皮膚科でのほくろ除去!知っておきたい母斑の知識
皮膚に発症する腫瘍の一種類
母斑とは、皮膚に発症する腫瘍の一種です。一般的には、通常の皮膚とは異なる色をした斑点のことを母斑と呼びます。母斑は、皮膚の層のさまざまな深さに発生します。通常は体の一部に発生し、健康には支障をきたさないことが多いと言えるでしょう。
母斑を除去する場合には、レーザーや切開法などさまざまな方法が取られます。いずれの治療方法にしても傷跡が消えるまでは長期間になることが一般的であることから、信頼できるクリニック・医師に依頼するのが重要です。
ほくろの別名である色素性母斑
ほくろは実は母斑の一種で、正確には「色素性母斑」と呼ばれます。母斑の細胞が肌の層である真皮層や表皮層と真皮層の間に現れて、メラニン色素を過剰に生み出すことで色素性母斑、つまりほくろが生み出されます。
多くの母斑と同様に、色素性母斑の多くは良性であり、除去の必要があるわけではありません。しかし一部のケースでは悪性の可能性もあるため、気をつける必要があります。特に大きめ(5~6mm以上)の色素性母斑は、悪性の可能性があるため要注意です。
メラニン色素が原因で色がつく色素性母斑
色素性母斑に通常の肌とは異なる色がついているのは、細胞の中でメラニン色素が生成されているためです。一般的な色素性母斑の場合、茶色や黒色などの色をしていることが一般的だといえます。
ただし、一部の色素性母斑は、青みがかった色になることがあります。青い色素性母斑は「青色母斑(せいしょくぼはん)」と呼ばれ、やや盛り上がって硬いことが一般的です。特に10mmを超えるものは悪性に転じる可能性があるため、治療した方が良いとされています。